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遠心分離機は別れを惜しむ

午前4時。Kさんは胸の辺りにずしりとした重みを感じ目を覚ました。それは、長年愛用してきた遠心分離機を売ろうと決めた日のことだった。   金属加工の職人であるKさんは、学

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家棲妖 三篇

水流し Nさんの実家では時たま、誰も触っていないのに水道の水が流れることがあるそうだ。 初めのうちは認知症のおばあさんが閉め忘れているのだろうと家族の皆が思っていた。 ところがあ

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銀行員の失敗

まぁ、霊体験ではあるんですけど、自分の中では「あーやっちゃったな」っていう、反省の気持ちの方が大きくて――   知人の雅人さんという銀行員に聞いた話である。  

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嫌煙 二篇

今から二十年程前、まだ小学生だったYさんはお父さんと夜道を歩いていた。 ふと、空を見上げたYさんは驚いた。 空が濃い墨で塗りつぶされたように真っ黒だったのだ。月も、星も、何も見え

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死人に耳あり

今年古希を迎えたFさんが20代の頃の事だというから、およそ半世紀も前の話である。   当時Fさんは神社のすぐ傍の家に住んでいた。 常駐の神主さんもいないような小さな神社

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